
■Dazed & Confused → DAZED
先日イギリスのカルチャー誌「Sleazenation」を紹介しましたが、
そのときに、恰も1990年代には三大イギリスカルチャー誌が存在していたと、
記載してしまいましたが、あるひとつの雑誌の存在を忘れていました。
それは、昨年2016年に25周年を迎えた、
「Dazed & Confused」こと、「DAZED magazine」です。
「DAZED」は、
エディトリアル・ディレクターのジェファーソン・ハック(Jefferson Hack)と、
フォトグラファーのランキン(Rankin)が1991年に創刊させた、
インディペンデント、ポップ・カルチャー&ユース・カルチャー誌。
創刊時は「Dazed & Confused」というタイトルでしたが、
現在は短くして「DAZED」となっています。
どうしても比較されてしまう同じイギリスのカルチャー誌
「i-D」「THE FACE」「Sleazenation」との大きな違いは、
やはりインディペンデント・シーンに強いところではないでしょうか。
上記3誌に比べて、
次世代のアーティストやスタイリスト、フォトグラファー、
デザイナーたちを先駆けて紹介している印象が「DAZED」にはあります。
ちなみに「DAZED」を発行しているDazed Media社は、
「AnOther magazine」や「ANOTHER MAN」などのファッション誌も発行していて、
現在はデジタル「DAZED」も好調だそうです。
参考文献:「THE FASHION POST」
Dazed の創設者、Jefferson Hack (ジェファーソン・ハック) インタビュー
■#56 (1999年)
表紙・特集:Blur ブラー
表紙は、デーモン・アルバーン
裏表紙は、アレックス・ジェームス
特集ページでは、
メンバーそれぞれの対談を収録
デーモン・アルバーン × キャシー・バーク(Kathy Burke)
グレアム・コクソン × サム・テイラー=ウッド(Sam Taylor-Wood)
アレックス・ジェームス × マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)
デイヴ・ロウントゥリー × デイジー・ドノヴァン (Daisy Donovan)
撮影:ランキン(Rankin)
ほか